レンタルサーバーを選ぶとき「コスパが良くて高性能なサーバーはないかな」「初心者でも使いやすいサーバーが知りたい」と悩んでいませんか?また、「CORESERVERって何?評判はどうなの?」と気になっている方も多いでしょう。
- 初期費用や運用資金が安い
- WEBサイトの表示速度が速い
- 個人利用やビジネス利用も可能
- 初月無料キャンペーンがある
- 料金プランが複雑で選びにくい
- 利用者数が少なく口コミや評価で判断しにくい
- プランの変更ができない
- 複雑なサイト作りには向いていない
この記事では、GMOデジロック株式会社が提供するレンタルサーバー「CORESERVER(コアサーバー)」の特徴や料金プラン、メリット・デメリットを詳しく解説します。
CORESERVER(コアサーバー)とは

まず、CORESERVERの概要と基本情報について解説します。
高スペックが魅力のレンタルサーバー
CORESERVER(コアサーバー)は、GMOデジロック株式会社が運営する高性能レンタルサーバーです。最大64コア128スレッドのCPUと最大1TBのメモリを搭載し、高速なデータ処理能力があります。
全プランにSSDを標準装備しており、ウェブサイトの表示速度が速いことが特徴です。また、無料SSLや自動バックアップ機能も備えており、セキュリティ面も充実しています。東日本と西日本の2拠点にデータセンターを設置し、災害時のリスク分散を実現しています。
料金プラン
コアサーバーの料金プランは大きく分けてV1とV2の2種類があります。それぞれに複数のプランが用意されており、用途や予算に合わせて選べます。いずれのプランでもWordPressの利用が可能で、30日間の無料お試し期間があるのも魅力です。
V1
V1プランは、初期費用が無料で、月額220円から利用できる「CORE-MINI」をはじめ、「CORE-A」(月額440円〜)、「CORE-B」(月額880円〜)、「CORE-C」(月額2,750円〜)の4種類があります。
V1プランはApacheサーバーを採用しており、転送量が無制限であることが特徴です。容量は250GB〜1,400GBと幅広く、小規模なサイトから大規模なサイトまで対応可能です。ただし、V1プラン内でのプラン変更(アップグレードやダウングレード)はできないため、契約時に慎重にプランを選ぶ必要があります。
V2
V2プランは、「CORE-X」(月額390円〜)、「CORE-Y」(月額690円〜)、「CORE-Z」(月額1,990円〜)の3種類があります。初期費用は1,650円ですが、ドメインの同時申し込みで無料になります。
V2プランの最大の特徴は、高速なWebサーバー「LiteSpeed」を採用していることです。このことにより、WordPressサイトの表示速度が大幅に向上します。また、自動バックアップ機能も標準装備されています。V2プラン内ではアップグレード(例:CORE-X→CORE-Y)は可能ですが、ダウングレードはできません。
CORESERVERの特徴とは
CORESERVERは高速性と安定性を両立した高品質なレンタルサーバーとして注目されています。
ここではCORESERVERの主な特徴について解説します。
高速かつ安定したサーバー利用
CORESERVERの最大の特徴は、その高速性と安定性です。V2プランでは次世代Webサーバー「LiteSpeed」を採用し、従来のApacheと比較して大幅な表示速度の向上を実現しています。また、NVMe SSDをRAID10構成で採用することで、通常のSSDと比較して最大14倍の読み込み速度を実現。さらに、HTTP/3通信プロトコルに対応しており、ページの表示をさらに高速化しています。
最大64コアのCPUと最大1TBのメモリを搭載しているため、アクセスが集中しても安定した動作が期待できます。10Gbpsの高速回線を採用しており、5Gなどの高速通信環境からのアクセスでも最高のパフォーマンスを発揮します。
WordPressの簡単インストール
WordPressをはじめとするCMSの導入が非常に簡単なのもCORESERVERの特徴です。コントロールパネルからの操作だけで、WordPressを自動インストールできます。V2プランでは、データベースの作成や連結も同時に行われるため、事前準備は不要です。
また、コアサーバーのV2プランでドメインを同時に申し込むと、ドメインとサーバーの紐づけ設定も自動で行われます。このため、ITに詳しくない初心者でも、簡単にWordPressサイトの立ち上げが可能です。
メールアドレスやマルチドメインなどの無制限利用
CORESERVERでは、CORE-MINI以外のプランでマルチドメイン、メールアドレス、MySQLの数が無制限で利用できます。1つのアカウントで複数のウェブサイトを運営したり、多数のメールアドレスを作成したりできます。
メールボックスの容量は1アドレスあたり10GBまで設定可能で、1日あたりの送受信メール数もCORE-Xなら5,000通、CORE-Zなら40,000通と十分な量が用意。また、DKIMやDMARCにも対応しているため、メールの信頼性を高めることが可能です。
緊急時の充実したサポート体制
CORESERVERでは、サポート体制も充実しています。メールサポート、チャットサポート、そして一部のプランでは電話サポートも利用可能です。特に、ライブチャットサポートは平日の10:00から17:00まで利用でき、緊急時に素早く問題を解決できます。
また、詳細なマニュアルや動画マニュアルも用意されており、自分で解決したい場合にも役立ちます。さらに、V1プラン(CORE-B、C)とV2プラン(CORE-Z)では電話サポートも利用できるため、より直接的なサポートを受けることができます。サポートの質に関しては評価が分かれていますが、複数のサポートチャネルが用意されているのは利用者にとって安心材料となります。
CORESERVERのメリットとは

レンタルサーバーを選ぶ際に重要なのは、料金と性能のバランス、使いやすさ、そしてサポート体制です。CORESERVERは低価格ながら高性能という最大の魅力を持ち、個人からビジネスまで幅広いニーズに対応できる柔軟性があります。
ここでは、CORESERVERを利用する上での主なメリットについて解説します。
- 初期費用や運用資金が安い
- WEBサイトの表示速度が速い
- 個人利用やビジネス利用も可能
- 初月無料キャンペーンがある
初期費用や運用資金が安い
CORESERVERの最大のメリットは、価格が安いことです。V1プランの「CORE-MINI」は月額220円(36ヶ月契約時)からと、国内のレンタルサーバーの中でも非常に安価です。V2プランでも「CORE-X」が月額390円(36ヶ月契約時)からと、高性能ながらリーズナブルな価格設定です。
また、V1プランは初期費用が無料、V2プランもドメインの同時申し込みで初期費用が無料になります。個人ブロガーや小規模ビジネスを始める方にとって大きなメリットといえるでしょう。
WEBサイトの表示速度が速い
CORESERVERは、ウェブサイトの表示速度が速いことも大きなメリットです。特にV2プランでは、高速化を追求した次世代WebサーバーであるLiteSpeedを採用しており、通常のApacheサーバーと比較して大幅な速度向上を実現しています。また、全プランでSSDを標準装備しており、V2プランではさらに高速なNVMe SSDをRAID10構成で採用。これにより、データの読み書き速度が大幅に向上しています。
個人利用やビジネス利用も可能
CORESERVERは、個人利用から法人・ビジネス利用まで幅広く対応しています。個人ブロガーや趣味のサイト運営には、低価格なV1プランの「CORE-MINI」や「CORE-A」が適しています。中小企業や本格的なビジネスサイトなら、高速なLiteSpeedを採用したV2プランの「CORE-Y」や「CORE-Z」がおすすめです。
特に「CORE-Z」は、メモリ12GB、CPU割当1200%、容量800GBと高スペックで、電話サポートにも対応しているため、ビジネスユースに最適です。また、マルチドメインやメールアドレスが無制限で利用できるため、複数のサイト運営や多数のメールアカウントが必要な場合にも対応可能です。多様なニーズに応えられる柔軟性が、CORESERVERの大きなメリットと言えるでしょう。
初月無料キャンペーンがある
CORESERVERには30日間の無料お試し期間があり、契約前にサービスの品質を確認できることも大きなメリットです。この期間中に、サーバーの性能や操作性、サポートの対応などを実際に試せます。
また、定期的にキャンペーンを実施しており、初期費用無料や月額料金の割引、ドメイン永久無料などの特典が提供されることもあります。このようなお得なキャンペーンを活用することで、さらにコストを抑えてレンタルサーバーを利用できるでしょう。
CORESERVERのデメリットとは

どんなサービスにもメリットとデメリットがあるものです。CORESERVERも例外ではなく、いくつかの注意点があります。特に初めてレンタルサーバーを利用する方や、複雑なサイト運営を考えている方は、これらのデメリットを理解した上で検討することが重要です。
ここでは、CORESERVERを利用する上で気をつけるべきデメリットについて解説します。
- 料金プランが複雑で選びにくい
- プランの変更ができない
- 利用者数が少なく口コミや評価で判断しにくい
- 複雑なサイト作りには向いていない
料金プランが複雑で選びにくい
CORESERVERの料金プランは、V1プランとV2プランの2種類に分かれており、さらにそれぞれに複数のプランが存在するため、初めて利用する方にとっては分かりにくいかもしれません。V1プランはApacheサーバー、V2プランはLiteSpeedサーバーと技術的な違いがあり、どちらを選ぶべきか判断が難しい場合もあります。
また、各プランの違いや機能についても、公式サイトの説明だけでは理解しづらい部分があります。例えば、V1プランでは転送量が無制限なのに対し、V2プランでは10TB〜30TBの制限があるなど、一見すると分かりにくい相違点もあります。このような料金プランの複雑さは、大きなデメリットとなる可能性があります。
プランの変更ができない
CORESERVERの大きなデメリットの一つは、プラン変更に制限があることです。V1プラン(CORE-MINI、A、B、C)では、同プラン内でのアップグレードやダウングレードが一切できません。つまり、CORE-AからCORE-Bへの変更や、CORE-BからCORE-Aへの変更は不可能です。
V2プラン(CORE-X、Y、Z)では、アップグレード(CORE-X→CORE-Yなど)は可能ですが、ダウングレード(CORE-Y→CORE-Xなど)はできません。また、V1プランからV2プラン、またはV2プランからV1プランへの変更も不可能です。プラン変更が必要になった場合は、新たに別のプランを契約し、データを移行する必要があります。
利用者数が少なく口コミや評価で判断しにくい
CORESERVERは、エックスサーバーやロリポップなどの大手レンタルサーバーと比較すると、利用者数が少ないため、インターネット上の口コミや評価が比較的少ないというデメリットがあります。
そのため、実際のサービス品質や運用状況について判断材料が限られています。特に、トラブルが発生した際の対応方法やサポートの質に関する情報が少ないため、安心して利用できるかどうかの判断が難しい場合があります。
また、一部の口コミでは「サーバーが落ちることがある」「サポートの対応が遅い」といった否定的な意見も見られます。
複雑なサイト作りには向いていない
CORESERVERは基本的な機能は充実していますが、非常に複雑なウェブサイトや特殊な要件を持つサイトの構築には不向きな面があります。特に、カスタム設定やサーバー環境のカスタマイズが必要な場合、標準的な設定以外の対応が難しいことがあります。
また、マニュアルやサポート体制に関して「マニュアルが実際の画面と違う」「詳細な設定方法が記載されていない」といった不満の声も見られます。さらに、一部の口コミでは「cronの設定が難しい」「特定の機能の使い方が分かりにくい」といった意見もあり、高度な機能を活用したい上級者にとっては制約を感じる場合もあるでしょう。
CORESERVERの評判とは
実際にCORESERVERを利用しているユーザーからは、様々な評判が寄せられています。良い評判と悪い評判の両方を知ることで、自分のニーズに合っているかどうかを判断する材料になるでしょう。
ここでは、ユーザーからの声を基に、CORESERVERの評判について解説します。
良い評判・口コミ
CORESERVERの評判を見ると、その高いコストパフォーマンスを評価する声が多く見られます。特に容量やスペックに対する価格の安さは、多くのユーザーから支持されています。口コミでは、「コスパが良い」「価格の割に容量が多い」といった意見が目立ちます。
コスパよく使える
CORESERVERの良い評判として最も多いのが、そのコストパフォーマンスの高さです。「わりと安い価格なのにそこそこ早く動作するからコスパが良い」「個人で運営する有料サーバーはコアサーバーがコスパ良くてサブドメイン10個とか持てて超オススメ」といった声が見られます。V1プランのCORE-MINIは月額220円〜、V2プランのCORE-Xは月額390円〜と、他社の同様のプランと比較しても安価です。
さらに、この価格帯でありながら容量が多く、V1プランでも最小で200GBの容量が提供されています。また、マルチドメインやメールアドレスが無制限で使えるプランが多いため、複数のサイトを運営したい方にとっても経済的です。
知名度は低いが全体的に悪くない
CORESERVERの知名度はエックスサーバーやロリポップほど高くはありませんが、実際に利用している人からは「ロリポップやエックスサーバーほど知名度はないけど意外と良い」という声があります。特に表示速度については、「表示速度が格段に向上し、乗り換えてよかった」と評価する意見も見られます。
また、サービスの安定性についても、「長期間使っているが大きなトラブルはない」といった肯定的な声もあります。GMOグループの会社が運営しているという安心感も、ユーザーにとってはポイントとなっているようです。知名度が低いことでユーザー数が比較的少ない分、サーバーの混雑が少なく快適に利用できるという側面もあるようです。
悪い口コミ
CORESERVERには良い評判がある一方で、いくつかの悪い口コミも見られます。特に料金体系の分かりにくさやサポート面での不満、一部のユーザーからは表示速度に関する不満の声も上がっています。
料金が分かりずらい
CORESERVERの悪い口コミとして、「プランが分かりづらい」という声が多く見られます。V1プランとV2プランの違い、さらにそれぞれのプラン内での違いがわかりにくいという指摘があります。
また、プラン変更に関する制限(V1プラン内でのアップグレード・ダウングレード不可、V1-V2間の移行不可など)についても複雑で理解しづらいという声があります。
表示があまり速くない
一部のユーザーからは、「表示速度が遅い」という不満の声も上がっています。また、「またコアサーバー落ちてる・・・」「サーバーが落ちた」「ログインできない」といったサーバーの安定性に関する不満の声も見られます。
ただし、これらの問題は一時的なものである可能性もあり、常に発生しているわけではないようです。また、V1プランとV2プランでは使用しているWebサーバーが異なるため(V1はApache、V2はLiteSpeed)、表示速度にも差があることが考えられます。
CORESERVERのおすすめユーザーとは

これまでの説明を踏まえて、CORESERVERはどのようなユーザーに向いているのでしょうか。
ここでは、CORESERVERが特におすすめなユーザー層について解説します。
個人でWEBサイトやブログを作りたい人
CORESERVERは、個人でWEBサイトやブログを始めたい方に特におすすめです。月額220円からという低価格で利用できるため、初期コストを抑えてサイト運営を始めたい方に適しています。特にWordPressの簡単自動インストール機能があるため、技術的な知識がなくても簡単にブログを開設できます。V2プランであれば無料ドメインが1つ付いているので、ドメイン取得の手間も省けます。
個人でWEBサイトやブログを始めるなら、コストパフォーマンスに優れたCORESERVERは魅力的な選択肢と言えます。
運用費用を安く済ませたい中小企業
CORESERVERは、運用費用を抑えたい中小企業やスタートアップにもおすすめです。月額690円のCORE-Yプランでも700GBの容量、9GBのメモリ、600%のCPU割り当てと、ビジネス用途に十分なスペックを備えています。マルチドメイン、メールアドレス、MySQLが無制限で利用できるため、複数のサイト運営や多数のメールアカウントが必要な企業にも適しています。また、DKIMやDMARCにも対応しているため、ビジネスメールの信頼性を高めることが可能です。
ビジネスにおいてWEBサイトを重要なマーケティングツールとして位置づけながらも、サーバー費用を抑えたい企業にとって、CORESERVERは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ある程度のトラブルであれば気にならない人
CORESERVERは、一部の口コミでサーバーの安定性に関する不満が見られることから、ある程度のトラブルであれば気にならない人に向いていると言えます。「サーバーが落ちることがある」「ログインできないことがある」といった声もあるため、24時間365日の完全な安定性を求める方よりも、多少の不安定さは許容できる方に適しています。
また、マニュアルが実際の画面と異なる場合があったり、サポートの対応に不満を持つユーザーも一部いるため、自分で調べて問題解決できる方や、技術的な知識をある程度持っている方の方が快適に利用できるでしょう。
CORESERVERでサイト運営を始めよう
この記事では、GMOデジロック社が提供するレンタルサーバー「CORESERVER(コアサーバー)」について解説しました。月額220円からという低価格ながら、高スペックCPUとメモリを搭載した高性能サーバーです。V2プランではLiteSpeedを採用し表示速度が向上、WordPressの簡単インストールや無料SSL対応なども魅力的。
低コストで高性能なサーバーを求める個人ユーザーや中小企業におすすめですが、料金プランの複雑さやプラン変更の制限などは注意点です。30日間の無料お試し期間を活用して、自分のニーズに合うか確認してみるとよいでしょう。