スポーツジムを経営されている皆様にとって、毎月の経費の中で最も頭を悩ませるのが「エアコンの電気代」ではないでしょうか。
24時間営業の店舗が増え、利用者の熱気対策や感染症対策としての換気など、ジムならではの事情で空調コストが膨らんでしまうのは、ある程度仕方がないことだと諦めてしまっていませんか?
実は、設定温度の細かい見直しやフィルター清掃といった明日からできる基本的な運用改善から、最新の省エネフィルタを活用した手軽で画期的な方法まで、効果的な削減策はいくつも存在します。
この記事では、スポーツジム特有の空調課題を深掘りし、コスト削減と利用者の快適性を両立させるための具体的な対策を、短期・長期の視点で分かりやすく解説します。


- 設置が簡単:室内機フィルター上に置くだけ!誰でも簡単に設置可能。設置時間1台約1分!
- 快適性UP:吹出温度が変化するため、部屋が早く設定温度に到達!MS-RDK設置前は吹き出し温度が11.9度であったところ、設置後すぐに7.4度まで吹き出し温度が低下し快適性UP!
- ランニングコストゼロ:初期費用のみで購入後のメンテナンス交換一切不要!ランニングコストゼロ!導入前に削減シミュレーションを作成可能です!
- 高い省エネ性:MS-RDK導入で約13%の消費電力量削減!CO₂削減で環境アピールも可能!
- 豊富な導入実績:導入枚数30万枚以上!大手自動車メーカー、大手重工機械工場、空港、大型病院等での導入実績があります!
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スポーツジム特有のエアコン電力問題:なぜ電気代は高騰するのか
一般的なオフィスビルや小売店とは異なり、スポーツジムには電気代が高くなりやすい構造的な理由が明確に存在します。
第一の要因は、圧倒的な「内部発熱」の大きさです。
通常、建物の熱負荷は窓からの日射や照明などが主ですが、ジムの場合は「利用者自身」が強力な熱源となります。
人間は安静時でも約100ワットの熱を出していますが、ランニングマシンで走ったり、高負荷のウェイトトレーニングに励んだりしている会員様は、一人あたり数百ワット、時にはそれ以上の熱を放出し続けます。
つまり、ピークタイムのジム内は、何十台もの電気ヒーターが動き回り、熱を撒き散らしているのと同じ状態なのです。この熱を冷やすために、エアコンは常にフルパワーを要求されます。
第二の要因は、頻繁な「換気」によるエネルギーロスです。
スポーツジムでは、利用者の安全を守るため、また汗や二酸化炭素濃度の上昇を抑えるために、建築基準法で定められた以上の換気が行われることが一般的です。
夏場であれば、電気代をかけてせっかく24℃に冷やした空気を換気扇から外に捨て、代わりに35℃の熱い外気を取り込むことになります。
エアコンはこの「熱い外気」を再び冷やすために莫大なエネルギーを消費し続けます。これが電力消費のベースラインを押し上げているのです。
そして第三の要因が、電気料金の仕組みそのものです。
高圧電力契約(多くのジムが該当)の基本料金は、「過去1年間で最も電気を使った30分間(最大デマンド値)」によって決定されます。
つまり、たった一度でも、真夏のピークタイムに全エリアのエアコンと照明、トレーニングマシンがフル稼働して「瞬間的な電力使用量」が跳ね上がってしまうと、その後1年間ずっと高い基本料金を払い続けなければなりません。
ジムの電気代削減は、「総使用量を減らす」ことと同時に、「この瞬間のピークをいかに抑えるか」が勝負となります。
すぐに対応可能!運用改善によるコスト削減策
大掛かりな設備投資をする予算がすぐに取れない場合でも、諦める必要はありません。
まずは日々の運用を見直し、スタッフの意識を変えるだけで削減できるコストがあります。
ゾーニング
最も基本かつ効果的なのが、エリアごとのきめ細やかな温度管理(ゾーニング)です。ジム内を一律の温度設定にするのではなく、そのエリアでどのような運動が行われているかに合わせて設定を変えることで、無駄な冷却を防ぎます。
| エリア | 推奨設定 | 理由と運用ポイント |
|---|---|---|
| 有酸素エリア (ランニング等) | 22℃以下 湿度40-60% | 運動量が最も多く、体温が急上昇しやすいエリアです。熱中症リスクの低減と、利用者がパフォーマンスを発揮できる快適性を最優先し、低めの温度をキープします。 |
| 筋トレエリア (マシン・フリー) | 22〜24℃ | 有酸素運動よりは発熱量が少ないものの、高重量を扱う際の集中力を保つため、涼しさを維持する必要があります。汗で滑る危険を防ぐため湿度管理も重要です。 |
| スタジオ | プログラム別 | ヨガやピラティスなど動きの少ないプログラムなら高め(26℃前後)、激しいダンスやボクササイズなら低め(20〜22℃)と、レッスン内容に応じてこまめに設定変更を行う運用フローを作ります。 |
| 更衣室・ラウンジ | 26〜28℃ | 運動後のクールダウンや休憩を行う場所です。急激な温度変化(ヒートショック)を避ける意味でも、過度な冷却は不要。サーキュレーター等を併用すれば高めの設定でも快適です。 |
エアコンの風量設定
意外と誤解されがちなのがエアコンの風量設定です。
「弱風」にした方がなんとなく節電になりそうな気がしますが、ジムのような広い空間では逆効果になることが多いです。
風量が弱いと、冷たい空気が部屋全体に行き渡るのに時間がかかり、エアコンの心臓部であるコンプレッサーが長時間フル稼働してしまうからです。
推奨されるのは「自動」設定です。
自動設定なら、設定温度に達するまでは強風で一気に冷やし、到達後は微風で温度を維持するという、最も効率的な運転をエアコン自身が判断して行ってくれます。
フィルターののメンテナンス
スポーツジムは、衣類の繊維や土足エリアの砂埃、滑り止めのチョーク粉などが舞いやすく、一般的なオフィスよりもフィルターが早く目詰まりします。
目詰まりしたエアコンは、空気を吸い込むのに余計なパワーを使うため、これだけで約5%〜10%も電気代を無駄にしていると言われています。
スタッフのルーチンワークに「隔週のフィルターチェック」を必ず組み込みましょう。
空調効率を最大化する「プラスワン」の技術的アプローチ
運用の工夫だけでは限界がある場合、既存の設備に少し手を加える「プラスワン」の対策が非常に有効です。
ここでは、建物の構造的な弱点を補い、空調効率を劇的に高める技術的なアプローチを紹介します。
シーリングファンやサーキュレーターの活用
天井が高いジムエリアやスタジオで特に導入を検討したいのが、シーリングファン(大型扇風機)やサーキュレーターの活用です。
冷たい空気は重く床に溜まり、暖かい空気は天井に溜まる性質があります。
この「温度ムラ」があると、エアコンのセンサーは「まだ部屋が冷えていない」と誤検知し、過剰な運転を続けてしまいます。
空気を物理的に撹拌(かくはん)して温度ムラを解消すれば、エアコンの設定温度を1〜2℃緩和しても、利用者の体感温度は涼しいまま変わりません。
一般的に、設定温度を1℃緩和できれば、空調エネルギーは約10%削減できるとされています。
遮熱断熱フィルム
次に、窓際のマシンエリアが暑いという課題には、窓ガラスへの「遮熱断熱フィルム」の施工が効果的です。
ジムは開放感を演出するために大きな窓ガラスを採用していることが多いですが、夏場はそこが最大の熱の侵入口となります。
遮熱フィルムを貼るだけで、日射熱(赤外線)を大幅にカットし、エアコンの負荷を軽減できます。冬場は逆に室内の暖かさを逃がさない断熱効果も期待できます。
換気のロスを減らす「全熱交換器」
もし現在、一般的な換気扇を使用しているなら、「全熱交換器(ロスナイなど)」への切り替えが長期的なコスト削減に繋がります。
これは、排気する室内の空気から「冷たさ(熱エネルギー)」だけを回収し、新しく入ってくる外気に移してから室内に取り込むシステムです。
例えば、室内26℃、外気35℃の場合、外気をそのまま入れるのではなく、排気の冷たさを利用して30℃程度まで予冷してから取り込めます。
エアコンが処理すべき温度差が減るため、劇的な省エネ効果が期待できます。
電気代を抜本的に削減する方法
小手先の対策ではなく、経営にインパクトを与えるレベルでのコスト削減を目指すなら、設備の根本的な見直しも視野に入れる必要があります。
初期投資は必要ですが、数年単位で見れば大きなリターンが見込める抜本的な解決策を解説します。
デマンドコントロールシステム
最も確実性が高いのが、デマンドコントロールシステム(デマンド監視装置)の導入です。
前述した通り、電気代の基本料金は「最大デマンド値(ピーク電力)」で決まります。
このシステムは、電力使用量を常時監視し、あらかじめ設定した目標値を超えそうになると、自動的にエアコンの室外機を制御(送風運転に切り替えるなど)してピークを抑え込みます。
「最も忙しい時間帯に、スタッフが手動でエアコンを調整して回る」というのは現実的ではありません。
システムによる自動制御こそが、基本料金削減の鍵となります。
最新の省エネ機種への買い替え
また、もしお使いのエアコンが設置から15年以上経過しているものであれば、最新の省エネ機種への買い替えが最短の解決策かもしれません。
技術の進歩は著しく、最新の業務用エアコン(インバーター制御など)は、10〜15年前の定速モデルと比較して、年間消費電力量を約20%〜50%も削減できるケースがあります。
「壊れていないから」と使い続けることが、実は毎月高いランニングコストを払い続ける原因になっているのです。
省エネフィルタなら取り付けるだけで10-15%の省エネが可能に!

ここまで様々な対策を紹介してきましたが、「設備投資の予算がない」「テナントだから勝手に工事ができない」「工事で営業を止めたくない」という方も多いでしょう。
そんな方に今、業界で注目されているのが、エアコンの吸込口に取り付けるだけで省エネを実現する特殊なフィルタ、「MS-RDK」などの省エネ部材です。
MS-RDKの構造・特徴

MS-RDKは、厚さわずか数ミリの網状または格子状の部材で、特殊な天然鉱石やセラミックスが素材に練り込まれています。
一見するとただのプラスチックの網のように見えますが、流体力学と素材化学の知見が詰め込まれた特許技術製品です。
最大の特徴は、何と言っても「工事不要」であることです。
エアコンの化粧パネルを開け、既存のフィルターと熱交換器の間に挟み込む、あるいはフィルターの上に乗せて結束バンドで留めるだけで設置が完了します。
電源も配線も必要なく、大掛かりな工事で営業を停止する必要もありません。
MS-RDKがエアコンの省エネになる仕組み

「ただ置くだけで、なぜ電気が安くなるのか?怪しいのでは?」と思われるかもしれません。
そのメカニズムは、主に「気流の整流化」と「熱交換効率の向上」にあります。
通常、エアコンが吸い込んだ空気は、内部で乱気流を起こし、熱交換器(空気を冷やすアルミフィンの部分)に均等に当たりません。
一部に風が偏り、熱交換器の性能をフルに発揮できていないのです。
MS-RDKを通すことで、この乱れた気流が整えられ、空気が熱交換器の全面にスムーズに流れるようになります。
さらに、素材に含まれるセラミックスが空気中の水分子に作用し、熱移動を促進させる効果もあるとされています。
結果として、エアコンは「短い時間で」「楽に」部屋を冷やせるようになります。
エアコンの消費電力の約9割は、冷媒を圧縮するコンプレッサー(室外機)が使っています。
熱交換がスムーズになれば、設定温度に早く到達するため、コンプレッサーが無理をしてフル稼働する必要がなくなり、低負荷運転の時間が増えることで消費電力がガクンと下がるのです。
MS-RDKの強み

他の省エネ対策と比較した際のMS-RDKのメリットは以下の通りです。
MS-RDK導入のメリット
- 初期費用が圧倒的に安い:最新エアコンへの買い替えに比べて、数分の一のコストで導入可能です。
- 設置が簡単でスピーディー:1台あたり数分で設置完了。夜間や営業中の空き時間でも作業可能です。
- メンテナンスフリー:一度設置すれば、動く部品がないため故障の心配がなく、基本的にメンテナンスは不要です(通常のフィルター清掃は必要です)。
- 快適性の向上:効率よく冷えるようになるため、設定温度に早く到達し、猛暑日でも「効きが良い」状態をキープできます。
MS-RDKの導入事例

実際に導入した企業の実績も豊富です。
コスト意識の厳しい大手チェーンや、空調負荷が極めて高い施設での採用実績が、その効果を物語っています。
| 業種・施設例 | 導入の背景と成果 |
|---|---|
| 大手コンビニ | 24時間365日稼働で電気代負担が大きい中、環境貢献(SDGs)とコスト削減を両立。実証実験を経て多数店舗へ展開。 |
| 複合レジャー施設 | 広大な空間と大量の空調機を持つ施設で導入。電気代の大幅削減に成功し、全国規模で採用。 |
| 食品工場・物流倉庫 | 断熱性が低く空調負荷が高い環境下で、平均約13.5%の消費電力削減(実測値ベース)を達成した事例あり。 |
導入費用も、エアコン本体の買い替えや大規模改修に比べれば圧倒的に安価で、投資回収期間も1〜2年程度と比較的短いのが一般的です。
「まずは自社のエアコンでどれくらい下がるか知りたい」という場合は、シミュレーションを活用することをお勧めします。

まとめ:MS-RDKなら手軽に省エネが可能
スポーツジムの電気代削減は、決して「暑いのを我慢する」ことや「サービスの質を落とす」ことではありません。
運用改善で無駄をなくし、建物の特性に合わせた賢いアイテムを取り入れることで、利用者の快適で安全な環境を守りながら、経営コストを適正化することが可能です。
特に今回詳しくご紹介した省エネフィルタ「MS-RDK」は、「貼るだけ・置くだけ」という圧倒的な手軽さで、初期投資のリスクを最小限に抑えて始められる最も現実的な選択肢の一つです。
「まずは低予算で何か試してみたい」「テナントでもできる対策を探している」という経営者の方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
電気を賢く作れる「超薄型太陽光パネル」も選択肢になる!

最後に、もう一つの視点をご提案します。「使う電気を減らす(省エネ)」だけでなく、電気を自分で作る(創エネ)」ことも、これからのジム経営には欠かせない戦略です。
特に、屋根の強度が心配でこれまで太陽光発電を諦めていた施設には、革新的な技術が登場しています。
それが「超薄型太陽光パネル」です。
従来のガラス製パネルの約1/4という驚異的な軽さを誇り、さらに薄くて曲がる性質を持っています。

そのため、今まで重量の問題で設置できなかった古い建物の屋根や、耐荷重の低いスレート屋根、さらには曲面屋根にも、強力な両面テープで貼り付けるだけで設置が可能です。
超薄型太陽光の3つのメリット
- 圧倒的な軽さ:古い建物やプレハブ、簡易的な構造の屋根にも補強工事なしで設置可能です。
- 工事が簡単で安心:屋根に穴を開けずに貼るだけなので、雨漏りのリスクがなく、工期も短縮できます。
- 電気代の削減と防災:作った電気をジムで自家消費すれば、高い電気を買わなくて済みます。蓄電池と組み合わせれば、災害時の非常用電源としても活用できます。
この次世代の太陽光パネルについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
あなたのジムの屋根が、ただの屋根から「収益を生む資産」に変わるかもしれません。

