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さくらのレンタルサーバとは?料金プランやメリット・デメリットを解説

Webサイトの開設やブログの運営には、信頼性の高いレンタルサーバーを利用したいですよね。さくらのレンタルサーバは、国内最大級のシェアを持つレンタルサーバーとして知られています。安定性や手頃な価格が、多くの個人や企業に選ばれているのです。

さくらのレンタルサーバ
総合評価
( 5 )
メリット
  • 低価格で利用できる
  • WordPressが使いやすい
  • サポート体制が充実している
  • 2週間のお試し期間がある
  • 大手ならではの信頼性がある
デメリット
  • 他社サービスより速度面で劣る
  • プラン変更はアップグレードのみ
  • 独自ドメインの取得は有料

この記事では、さくらのレンタルサーバの特徴や料金プラン、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。他社レンタルサーバーとの比較もぜひ参考にしてください。

目次

さくらのレンタルサーバとは?

さくらのレンタルサーバは、さくらインターネット株式会社が提供する国内最大規模のレンタルサーバーサービスです。1996年のサービス開始以来、安定した運営実績を積み重ねてきました。国内に複数のデータセンターを保有し、24時間365日の運用監視体制を実施しています。

さくらのレンタルサーバは怖い?

インターネット上で時折見かける「さくらのレンタルサーバは怖い」という声の多くは、2019年に発生した過去の出来事に起因しているようです。エンジニア向け情報サイト「Qiita」に投稿されたトラブル報告が発端でした。ただし、この報告は2017年にすでにサービスを終了していた「専用サーバ」に関するものであり、現行のレンタルサーバーサービスとは異なります。

現在のさくらのレンタルサーバは、初心者向けの充実したマニュアルと24時間体制のサポートデスクを完備しており、専門知識がなくても安心して利用できます。

さくらのレンタルサーバの主な特徴と料金プラン

さくらのレンタルサーバの主な特徴や料金プランについて、詳しく見ていきましょう。

安価なプランから高機能なプランまで幅広く提供

さくらのレンタルサーバは、月額換算121円から利用できる業界最安値級の価格設定です。全プランでnginx + Apache 2.4系とRAID10を採用しており、基本的なサーバ性能は共通の仕様となっています。

ライトプランはPHP処理能力に制限があるため、動的なコンテンツを扱う場合は注意が必要です。WordPressを利用する場合は、月額換算500円から利用できるスタンダードプラン以上の契約が必要となります。

スタンダードプランでは、PHP処理能力が強化され、WordPressサイトやアフィリエイトサイトの運営に適しています。プレミアムプランは大規模サイトの運営に対応し、より高度な用途にも活用可能です。利用目的や予算に応じて、適したプランを選択できます。

WordPressに対応(スタンダードプラン以上)

WordPressは世界中で広く使われているコンテンツ管理システム(CMS)です。さくらのレンタルサーバでは、スタンダードプラン以上でWordPressの利用が可能です。WordPressを使用することで、専門的な知識がなくてもWebサイトの作成や管理が容易になります。

また、WordPressの簡単インストール機能も用意されており、初心者でも簡単にWordPressを始められます。WordPressの運用に必要なPHPやMySQLなどの環境も整っているため、初心者でもスムーズなサイト構築が可能です。

無料SSL対応

さくらのレンタルサーバでは、全プランで無料のSSL証明書が標準装備されています。SSL証明書により、サイトとユーザー間の通信が暗号化され、情報漏洩のリスクが軽減されます。管理画面から数クリックで設定が完了し、HTTPSによる安全なWebサイト運営が可能です。

2週間の無料お試し期間あり

サービスの課金前に2週間の無料お試し期間を設けています。実際の管理画面操作や各種機能を体験でき、自身のニーズに合うか確認できるシステムです。お試し期間中はすべての機能が利用可能で、期間内の解約であれば料金は発生しません。

料金プラン

主な料金プランは以下の通りです。

プラン名料金(月額換算)初期費用容量WordPress
ライト121円~無料10 GB×
スタンダード500円~無料100GB
ビジネス1980円~無料200GB
ビジネスプロ3,850円~無料300GB
マネージドサーバミディアム13,544円~17,600円2TB

ライトプランは破格で利用できることが魅力ですが、WordPressが利用できない点には注意しましょう。WordPressを始めとした一通りの機能が備わっている、スタンダードプランがおすすめです。

さくらのレンタルサーバのメリット

さくらのレンタルサーバには主に以下のメリットがあります。詳しく解説しましょう。

さくらレンタルサーバーのメリット
  • 低価格で利用できる
  • WordPressが使いやすい
  • サポート体制が充実している
  • 2週間のお試し期間がある
  • 大手ならではの信頼性がある

低価格で利用できる

さくらのレンタルサーバの最大の魅力として、業界最安値水準の価格設定が挙げられます。最も安価なライトプランは月額換算121円から利用できます。これは、多くの競合サービスと比較しても安く利用できるといえるでしょう。

低価格でありながら、100GBのSSD容量があるなど、基本的な機能は十分に備えています。ただし、最安値のプランではWordPressの利用ができないので、使用目的によっては注意が必要です。

WordPressが使いやすい

スタンダードプラン以上では、WordPressの運用に必要な機能が完備されています。管理画面から数ステップでWordPressをインストールできる「簡単インストール機能」を搭載し、専門知識がなくてもCMSの導入が可能です。

また、高速Webサーバ「nginx」の採用により、Webサイトの表示速度が向上しています。無料SSLやモジュール版PHPへも対応しているので、セキュリティ面でも安心して使用できます。

サポート体制が充実している

サポート体制が充実している点も大きなメリットです。メールサポートは24時間365日受付可能で、営業時間内に専門スタッフが対応します。チャットサポートは平日10時から18時まで利用でき、リアルタイムで質問が可能。電話サポートでは、指定した時間に折り返し連絡を受けられる「コールバック予約」システムを導入しています。

また、初心者向けの動画マニュアルや詳細な設定ガイドも提供され、サーバ運用に不慣れなユーザーでも安心して利用できる環境が整っています。

2週間のお試し期間がある

さくらのレンタルサーバは、マネージドサーバを除く全プランで2週間の無料お試し期間が用意されています。お試し期間中は、本契約と同等の環境でサーバの動作確認や表示速度のテストが可能です。

転送量に制限があり、バックアップ機能やステージング機能は利用できませんが、課金前に実際の運用環境に近い状態でサーバの性能を確認できるため、安心して契約ができるでしょう。

大手ならではの信頼性がある

さくらインターネットは1996年の創業以来、安定したサーバサービスを提供し続けています。国内有数の実績と経験を持ち、しっかりとしたデータセンターによる安定運用を実現しました。多くのユーザーから、大手企業として信頼されているのは強みでしょう。

さくらのレンタルサーバのデメリット

多くのメリットがあるさくらのレンタルサーバですが、同時にいくつかのデメリットも存在します。ここでは、主なデメリットについて詳しく解説しましょう。

さくらレンタルサーバーのデメリット
  • 他社サービスより速度面で劣る
  • プラン変更はアップグレードのみ
  • 独自ドメインの取得は有料

他社サービスより速度面で劣る

さくらのレンタルサーバは、共用サーバとしての特性上、一部の高機能サーバと比較すると表示速度で劣る場合があります。とくにライトプランではPHP処理能力に制限があり、アクセス数が多いサイトでは応答速度が低下するという口コミも多く見られます。

スタンダードプラン以上でも、専用サーバやマネージドサーバと比べると速度面での差が生じることがあるようです。大量アクセスに対応できるようにするためには、プランに余裕を持っておいたほうがよさそうです。

プラン変更はアップグレードのみ

さくらのレンタルサーバでは、プラン変更は可能ですが、その変更はアップグレード(より上位のプランへの変更)のみとなっています。つまり、一度高機能なプランに変更すると、より安価なプランに戻せません。 

プラン変更の際には、Webサイトの規模を縮小させたい場合、利用状況が変化した場合に契約プランを下げられないことを考慮して行う必要があります。

独自ドメインの取得は有料

独自ドメインを使用する場合、別途取得費用が発生します。さくらのドメインサービスを利用する場合、一般的な「.com」ドメインで年間1,886円の費用がかかります。無料サブドメインは提供されていますが、ビジネス利用には独自ドメインの取得が推奨されるため、追加コストを考慮する必要があるといえるでしょう。

さくらのレンタルサーバはこんな人におすすめ

これまでのメリット・デメリットから、さくらのレンタルサーバは次のような人におすすめです。

利用コストを抑えたい人

さくらのレンタルサーバは、月額換算121円から利用できる低価格プランが特徴です。他社の同等プランと比較しても、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランは月額500円からと、非常にリーズナブルな価格設定となっています。コストを抑えながらWebサイトを運営したい個人や小規模事業者におすすめです。

WordPressを利用したい初心者

WordPressの簡単インストール機能や充実したマニュアルが完備されていることにより、CMSの導入から運用までをスムーズに行えます。スタンダードプラン以上では、自動バックアップや高速化機能も搭載されており、初心者でも安心して利用できる環境が整備されています。

サポートを重視したい人

24時間365日のメールサポートに加え、チャットサポートや電話対応も完備されています。電話サポートではコールバック予約システムにより、希望の時間帯にサポートを受けることが可能です。豊富な導入マニュアルや動画ガイドも用意され、トラブル時の解決がスムーズできるので、サポートを重視したい人におすすめです。

個人や小規模事業者

多くのユーザーに支持され、安定した運用実績のあるレンタルサーバーを、手頃な価格で利用できるので、個人や小規模事業者にとって負担なく使用できるでしょう。個人ブログやポートフォリオ、小規模なECサイトなど、さまざまな用途に対応可能です。必要に応じてプランのアップグレードもできるため、サイトの成長に合わせた運用が可能になります。

大手の有名サーバーを利用したい人

さくらインターネットは、国内有数の実績を持つサーバ事業者です。1996年の創業以来、安定したサービス提供を継続しています。大手企業としての信頼性や充実したサポート体制を重視したい人にはぴったりですね。

他社レンタルサーバーとの比較

主なレンタルサーバーサービスとの比較をしてみましょう。

サーバー名・プラン名月額料金容量WordPress簡単インストール独自ドメインプラン変更
さくらのレンタルサーバスタンダード396円~100GB有料〇(アップグレードのみ)
ConoHa WINGWINGパックベーシック660円~300GB無料
ロリポップライト264円~350GB無料(条件あり)〇(アップグレードのみ)

さくらのレンタルサーバの強みは、やはり料金の安さといえます。ロリポップも同等レベルのレンタルサーバーなので、サービスの充実度や管理画面の使いやすさなどが決め手になるでしょう。

さくらのレンタルサーバについて知っておこう

さくらのレンタルサーバは、月額131円からという低価格で利用できるコストパフォーマンスの高いサービスです。WordPressへの対応やサポート体制の充実など、初心者にも使いやすいレンタルサーバーといえるでしょう。

スタンダードプラン以上では、WordPressの簡単インストール機能や自動バックアップ機能など、サイト運営に便利な機能が揃っています。24時間365日のメールサポートに加え、チャットや電話サポートも利用可能で、運用面で不安のある人にも安心です。

一方で、表示速度は他社サービスと比べて劣る傾向にあり、プランの下方変更ができないなどの制限もあります。独自ドメインの取得には別途費用が必要となるため、初期費用の計画も重要です。

さくらのレンタルサーバは個人ブログやポートフォリオサイト、小規模な企業サイトの運営に適したサービスといえます。コスト重視のユーザーや、WordPressでのサイト構築を考えている初心者の方は、さくらのレンタルサーバを検討してみてはいかがでしょうか。

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